Reiwa社会保険労務士事務所

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雇用保険法|就職促進給付とは?手当の種類と手当をもらう要件(前半)

 

 

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就職促進給付とは雇用保険法の「求職者給付」と呼ばれる給付の1つです。「失業者が再就職するための援助・促進すること」を目的としています。つまり、失業保険(求職者給付)を全部もらい切ってから再就職するのではなく、早めに仕事人に戻って働いて経済まわしてよってことです。

この記事では「就職促進給付」の手当の種類と、もらうための要件についてわかりやすくお伝えしていきます。

お伝えするのは社会保険労務士でWebライターの久米です!

就職促進給付の全体像

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就職促進給付の中では再就職手当が一番なじみがあるのではないでしょうか。再就職手当は「就職促進給付」の中に「就業促進手当」という手当があり、そこに分類されています。

まずは就職促進給付の全体像を見てみましょう。

就職促進給付
 ▶就業促進手当
  ・再就職手当
  ・就業促進定着手当
  ・就業手当
  ・常用就職支度手当
 ▶移転費
 ▶求職活動支援費
  ・広域求職活動費
  ・短期訓練受講費
  ・求職活動関係役務利用費

とてもたくさん種類があって漢字だけなのでわかりにくいですよね。現在、失業手当をもらっている人はこれらの中でもらえるものがあるかもしれないので、興味があったらハローワークの資料などに目を通してみてください。

就業促進手当の種類

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就業促進手当にはどのような手当があるのか、みていきましょう。

①再就職手当
②就業促進定着手当
③就業手当
④常用就職支度手当

①再就職手当

再就職手当とは「失業保険をもらっている人が再就職したときに、所定給付日数が3分の1以上残っていて要件を満たしている人に対して、基本手当日額×残っている基本手当の日数×70%~60%が支給される手当」のこと。早く就職すればするほど、まとまった金額が支給されます。


《再就職手当の計算方法》

所定給付日数が3分の2以上残っている場合
基本手当日額×残っている基本手当の日数×70%
▶残っている所定給付日数が3分の2未満の場合
基本手当日額×残っている基本手当の日数×60%

《再就職手当をもらう要件》
安定した職業に就いて、すべての要件を満たしていることが必要です。

安定した職業とは、
・1年を超えてその職場で働き続けることが確実だといえる職場に就職
・事業を開始(自立することができるとハローワークが認めたもの)

要件①
次の項目にあてはまっていないこと
・退職した会社に再び就職していないこと
・求職の申し込みをするよりも前に「採用が約束されていた会社」に就職をしていないこと
・自己都合退職など離職理由による給付制限期間がある場合は、待機期間が終わってから1か月の間はハローワークか職業紹介事業者などの紹介によって就職した
・待期期間が経過した後で就職または事業を開始した(給付制限なし)
要件②
「安定した職業に就いた日の前日」までに、残っている基本手当の日数が3分の1以上残っていること
要件③
「安定した職業に就いた日よりも前の3年間」に再就職手当・就業促進手当・常用就職支度手当をもらっていないこと

《再就職手当の申請方法》
再就職手当をもらうには申請の手続きを行う必要があります。待っててもお金は入ってきません。また、提出期限が決まっているので再就職が決まったらすぐハローワークで申請をしましょう。

▶最初に
就職が決まったことをハローワークへ報告。
▶再就職先に採用証明書を書いてもらう
求職の申し込みをしたときにハローワークから渡される黄色のしおりの一番後ろについています。
ハローワークへ書類を提出
・採用証明書
・受給資格者証
・失業認定申告書
提出後、再就職手当支給申請書をもらいます。
▶再就職手当支給申請書を提出:1か月以内に提出
「就職した日・事業を開始した日の翌日」から1か月以内に、郵送または持参して提出。
▶審査
支給が決定したら通知が郵便で届き、指定した口座へ再就職手当が振り込まれます。

新しい職場が決まって忙しいとは思いますが提出期限が1か月以内なのでくれぐれも注意してくださいね。再就職手当はその人の状況によりますが、場合によっては数十万以上の金額が支給されるのでうっかり忘れないようにしましょう。

詳しい再就職手当についての説明はハローワークリーフレットをご覧ください。

②就業促進定着手当

就業促進定着手当とは「再就職手当をもらった人が再就職先で6か月以上働き、再就職した会社での半年分の給料が退職したときの給料よりも低いときに基本手当日額×残っている所定給付日数×40%が支給される手当」です。

《就業促進定着手当の計算方法》

基本手当日額×残っている所定給付日数×40%
(ただし再就職手当が70%分支給された人は、40ではなく30%)

次に支給要件をみていきましょう。就業促進定着手当をもらう要件は、次の「3つすべて」にあてはまっていること。就業促進定着手当は、再就職したけど給与が下がった場合に援助してくれるもの、と覚えておいてくださいね。

《就業促進手当をもらう要件》

・再就職先で雇用保険に入っていること
・再就職した会社で6か月以上働いていること(再々就職していない)
・再就職した会社での半年分の給料が退職したときの給料よりも低いこと

《就業促進手当の申請方法》
再就職手当と同様に要件を満たしているからといって自動でお金はもらえません。申請のための書類をそろえて手続きを行ってください。

ハローワークに書類を提出
・就業促進定着手当支給申請書
雇用保険受給資格者証
・6か月分のタイムカードのコピー
・6か月分の給与明細書か賃金台帳のコピー
※提出期限は、就職してから6か月目にあたる日の翌日から2か月以内

詳しい就業促進定着手当についての説明はハローワークリーフレット

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/syuugyousokushin.pdf

をご覧ください。

つづく

ちょっと中途半端なのですが今回はここまでです。また後半で就職促進給付のつづきを記事を公開しますのでお楽しみに~(力つきました…!!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

久米

  • #webライター